大規模な風水害に備えるための災害対策本部運営訓練が27日、愛媛県今治市別宮町1丁目の市民会館であり、市職員約50人が被害への対応や各部門の役割分担を確認した。
訓練では市内に大雨洪水警報が発令されたと想定。職員は水防本部に次々と入る崖崩れや浸水の事案に素早く対応した。
さらに土砂災害警戒情報の発表を受け、水防本部を災害対策本部に切り替え。本番さながらの緊迫した雰囲気の中、応急対策、避難対策部門などの代表者が被害や避難の状況を共有。市内を流れる蒼社川が氾濫危険水位の2.85メートルに達し、菅良二市長が浸水想定地区に避難勧告発令を指示した。